佐渡での派遣先企業の一つである一般社団法人「しなしなやらんかや」をご紹介します。「しなしなやらんかや」は、地域の交流拠点として「末広堂」というバルと「フレンチレストラン あなぐち亭」を運営し、多様な魅力を持つ飲食事業を展開しています。バルでは、カジュアルで親しみやすい雰囲気を大切にし、地元住民や観光客が集い、気軽に交流できる場を提供しています。「あなぐち亭」では、上質なフレンチを楽しめる特別な食体験を提供しています。これらの場を通じて、飲食業務を超えた地域貢献や新たな価値の創出を目指しています。一流のシェフでありながら、地域コミュニティの未来を描く菊池さんにお話を伺いました。ぜひ、自分に合った仕事を見つける参考にしてください。

飲食業を超えて広がる地域とのつながり
北
「しなしなやらんかや」が運営する飲食事業にはどんな特徴がありますか?
菊池
しなしなやらんかやでは、「末広堂」というバルと「フレンチレストラン あなぐち亭」を運営しています。どちらの店舗も異なる特徴を持ちながら、地域の人たちとのつながりを大切にしています。「末広堂」は気軽に立ち寄れるカジュアルなバルで、地元の方や観光客が集まり、交流を楽しむ場です。カウンター越しに交わされる会話は、地域の情報交換や、時には地域課題の発見にもつながります。「あなぐち亭」は、上質な食体験を提供するハイクラスのフレンチレストランで、特別な時間を過ごしていただける場所です。
北
福祉やコミュニティづくりにも力を入れていると聞きましたが、どのような取り組みをされているのでしょうか?
菊池
「末広堂」では、お客様との何気ない会話が地域の健康や福祉に関する重要な情報につながることがあります。例えば、カウンターで話をしているときにお客様の体調や心の悩みに気づいたり、徘徊している高齢者を見かけて声をかけることもあります。必要であれば悩みを聞くなど、自然な形で地域の見守りとしての役割を果たしています。こうした日々の小さなやり取りが、地域全体の安心感につながっていると感じます。「あなぐち亭」では、食を通して地域の魅力を伝えることはもちろん、観光客にも地域の豊かさを感じていただく取り組みをしています。
地域に根ざした新しい価値の創出
北
とてもユニークで大切な取り組みですね。
菊池
ありがとうございます。私たちは、飲食店を「地域の交流と貢献の場」として捉えています。「末広堂」には、20人以上が集まれる大きなカウンターがあり、このカウンターを囲んで地域の未来について話し合ったり、アイデアを出し合ったりする場になっています。食事やお酒を楽しむだけでなく、地域の人たちが本音で語り合い、実際に行動に移すきっかけが生まれることもあるんです。こうした活動を通して、地域の活性化や新たな価値の創出を目指しています。
北
それは地域にとって非常に意義のあることですね。働く人にとっても、大きなやりがいを感じられそうです。
菊池
そうですね。スタッフにとっても、地域の一員として関わりながら働ける環境はとても魅力的だと思います。飲食業務をしながら地域に貢献できることが、この仕事の大きなやりがいです。私たちは、働く人が自分らしく成長し、地域とともに歩んでいけるような職場を目指しています。

多様な業務と働きやすさの工夫
北
実際に「しなしなやらんかや」での業務はどのようなものがありますか?
菊池
主な業務は調理、調理補助、配膳、清掃、料理やワインの提供など幅広い内容です。シフトは柔軟に組まれており、スタッフがそれぞれの得意分野を生かせるように工夫しています。「あなぐち亭」の勤務時間は朝9時から午後3時までで、30分の休憩があります。「末広堂」の勤務時間は午後3時半から9時までで、こちらも30分の休憩を設けています。出勤後は清掃や営業準備を行い、営業中はお客様へのサービスを担当し、閉店後には片付けを行います。配膳を専門とするスタッフもいますが、全員で協力して業務を進めるため、チームワークがとても大切です。
北
従業員の働きがいを高めるための工夫も行われていると聞きましたが、具体的にはどのような取り組みをされていますか?
菊池
従業員が働きやすく、やりがいを感じられるように、看護師資格を持つ代表が個々のスタッフのケアを行い、従業員の健康や心のサポートに力を入れています。また、各部署のマネージャーと共に月に1回ほど1対1のミーティングを実施しており、このミーティングでは、スタッフが日常業務で抱える悩みや課題を話し、本音を吐き出せる場を提供しています。これにより、スタッフは心の中に抱えた不安を軽減し、リフレッシュして業務に取り組むことができます。私自身も1対1の面談を行いますが、コーチングの視点を持ちながら話を聞き、スタッフが自分の成長を実感できるよう努めています。
北
それは働く側にとって大きなサポートですね。
菊池
そうですね。「働く時間は自己実現のための時間」という考えを大切にし、スタッフ一人ひとりが自分の夢や目標に向かって働けるようにしています。そのため、業務をこなすだけでなく、個人の成長も応援する環境を整えています。これにより、スタッフは日々の仕事を通じてスキルや経験を高め、自分自身の成長を実感できるようになります。
求める人物像
北
「しなしなやらんかや」では、どんな人に来てほしいと考えていますか?
菊池
もちろん、飲食業の経験がある方は大歓迎です。でも、それだけでなく、福祉や地域に貢献したいという気持ちを持っている方にもぜひ参加してほしいと思っています。「末広堂」や「あなぐち亭」での仕事は、地域の課題に触れながら、人と人をつなぐ役割もあります。飲食を通して地域の方々と交流し、何かしらの形で貢献したいと感じている方にぴったりの環境です。また、まちづくりに興味がある方も大歓迎です。地域全体を見守り、支えていく気持ちを持った方が、きっと活躍できると思います。
北
異業種からの参加も歓迎されているそうですね。その理由は何でしょうか?
菊池
そうですね、異業種からの参加は、新しい視点や価値をもたらしてくれるのでとてもありがたいです。例えば、最近では書道の先生が加わってくださり、地域の子どもたちに新しい学びを提供してくれています。こうして、自分のスキルや経験を地域に還元できる場として「しなしなやらんかや」は最適だと思っています。いろいろな分野の知識を持つ方が集まることで、多様な価値が生まれ、地域全体にも新たな刺激を与えることができるんです。
求職者へのメッセージ
北
最後に、求職者の方へのメッセージをお願いします。
菊池
「しなしなやらんかや」で働くことは、単なる飲食業務にとどまらず、地域全体の活性化や発展に貢献する仕事です。地域の人々と交流を重ねながら、自分のスキルを磨き、人と人とをつなぎ、新しい価値を地域に提供できます。私たちは、日々の小さな行動の積み重ねが大きな成果を生むと信じています。福祉や教育、まちづくりに興味があり、地域に根ざして働きたいと考えている方にとって、「しなしなやらんかや」はやりがいを感じられる場だと思います。ぜひ、私たちと一緒に地域の未来を築いていきましょう。

担当者コメント
今回のインタビューで一番印象に残ったのは、菊池さんの強い想いです。地域の人々とつながり、支え合いながら共に成長していきたいという熱い気持ちが伝わってきました。菊池さんの想いに共感する方が加われば、地域の魅力がさらに高まる予感です。料理の腕を磨きたい方やホスピタリティ分野でスキルアップしたい方にとっても、魅力的な環境なのでは?自分の得意分野を活かし、地域に貢献したいという気持ちを持つ方に、ぜひ参画していただきたいです。